大谷翔平、史上最高の年俸50億円台到達も 大型契約なら“5年総額274億円”とESPN予測
トラウト&レンドンと大型契約を結ぶエ軍は「難しい立場に置かれる」
次の労使協定で財政上の構造は現在と「変わっているかもしれない」が、現在のルールで考えれば「エンゼルスは難しい立場に置かれる」という。球団はマイク・トラウト外野手と2019年3月に12年総額4億2650万ドル(約472億円)、同年12月にアンソニー・レンドン内野手と7年総額2億4500万ドル(約271億円)で契約した。
エンゼルスはトラウトに今後9年間、毎年3712万ドル(約40億7000万円)、レンドンに対しては来年は3660万ドル(約40億1100万円)、以降の4年間は3860万ドル(約42億3000万円)を支払う。つまり、エンゼルスは2026年まで毎年この2選手に7500万ドル(約82億2000万円)を払わなくてはならない上に、大谷と大型契約を結ぶ場合はこの2人よりも高額になるかもしれない。大谷と複数年契約を結ぶということは、3選手の年俸の合計が1億2000万~1億3000万ドル(約132億円~約142億円)になることを意味するかもしれないのだ。
エンゼルスは過去に「贅沢税」のラインを越えたことは一度もなく、今年のペイロール(1億8200万ドル=約199億4600万円)が球団史上最高額だという。この事実が、エンゼルスが今年のドラフトで20巡目まで全て投手を選択した「理由を説明できるかもしれない」と記事は解説。トラウト、レンドン、大谷の3人で総年俸のかなりを食うことを予測し、「若くて安い投手を育成していく必要がある」と説明する。
複数のライバル球団の評価者は、エンゼルスが大谷とこのオフに契約を見直す動きを見せることは「分別があることだと見ている」という。年俸調停とFAを迎える前に契約を締結することで「大谷をキープするための長期的コストを軽減させることができるかもしれない」としている。
トラウト、レンドン、そしてこのオフにも大型契約を結ぶ可能性がある大谷。これらの選手を抱えつつ、優勝争いするのに十分な投手層を確保することは「大谷がこの夏にしていることよりも難しいことになるかもしれない」と記事は結んでいる。
(Full-Count編集部)