雨で緩んだマウンドに対応 二松学舎大付のプロ注目左腕が見せた“適応力”
市原監督「(秋山の)踏ん張りは攻撃に影響を与えた」
軸足で土をつかみ、右足をしっかり踏み出せるようになったことで制球も安定し、球速もアップ。最速144キロを計測した速球を軸にスコアボードにゼロを並べた。雨にたたられている今大会。秋山はしっかり対応して結果を出した。
市原勝人監督は「(秋山)らしいというか、ピンチで気持ちが入るというか。予選(東東京大会)もピンチを抑えることで流れが来た。(秋山の)踏ん張りは攻撃に影響したと思います」と評価。さらに「甲子園初登板で心配していましたが、途中で『(左足を)踏み出す場所を見つけた』と話していたのでずいぶん落ち着いているなと見ていた」と称えた。
雨で順延が続き、6日に現地入りして2週間を経ての初戦。指揮官は「毎日が仕切り直しで、淡々と粛々と準備を進めようと。特別と思わないように、普通だという気持ちでやってきました」と話した。冷静にしたたかに戦って初戦を制した二松学舎大付。24日予定の京都国際との3回戦の戦いぶりも注目だ。
(Full-Count編集部)