初の“女子甲子園”V経験生かした神戸弘陵 新チーム初大会制し「自信になっている」

決勝で完投した福知山成美のエース・伊藤春捺【写真:喜岡桜】
決勝で完投した福知山成美のエース・伊藤春捺【写真:喜岡桜】

2014年ユース女王の福知山成美、伊藤が神戸弘陵から9奪三振

 一方、準優勝した福知山成美の長野恵利子監督は「うちはスター選手がいない中、よくここまで来られたと思います」と選手たちを称えた。2009年創部の、関西では1番長い歴史がある女子野球部だ。

 背番号1を背負い完投した伊藤春捺(2年)は「王者に挑むつもりで投げました。目立った選手はいないけど、チームワークで粘って輝いていこうと思います」と新チームの特徴を説明した。身長158センチの右腕が投じるカーブやスライダーは大きく変化し、神戸弘陵打線から9つの三振を奪った。今大会では警戒している相手への失投があったとし、シーズンオフの練習での成長を誓った。

(喜岡桜 / Sakura Kioka)

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