ヤクルトOBが古巣Vへ一抹の不安「明らかに今がMAX」 勝負の潮目は“月替わり”
追う阪神、失速気味の先発投手陣がアキレス腱…
追う阪神の強みは、近本光司外野手と中野拓夢内野手の1、2番コンビが相変わらず打撃好調な上、2勝1分けと圧倒した対巨人3連戦(24-26日)でジェフリー・マルテ内野手、大山悠輔内野手の主軸にも復調の兆しが見えたこと。
打撃不振のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手は、2軍調整を経て23日に戦列復帰したものの、「H」ランプがなかなか灯らず、連続打席無安打は27日現在「50」まで伸びている。それでも野口氏は「佐藤輝らしい強い当たりが出始めた。ヒットが1本出れば、本塁打を含めてドバドバ出る気がします」。起爆剤となる可能性を感じている。
阪神のアキレス腱は、先発投手陣にある。前半の快進撃を支えたエース・西勇輝投手は、7月以降1勝5敗、防御率5.52と急降下。既に10勝を挙げている青柳晃洋投手も失速気味だ。「いま自信を持って送り出せる先発投手は、故障明けの高橋遥人と秋山拓巳の2人だけ。不振の西勇に取って代われる人材も見当たらない」と野口氏。打力と継投でどこまでカバーできるか。