DeNAの7選手が契約更改 6勝の大貫は525万円増、8試合登板の上茶谷は1000万円減
上茶谷は「相当な覚悟を持って挑まないといけない」と危機感露わ
○浜口遥大投手(5000万円→5300万円)
今季は自ら志願して初の開幕投手を務めたが、3回6失点KO。17試合5勝7敗、防御率3.54に終わった。「来季は改めて、チーム内の競争を勝ち抜いて先発ローテーションをつかみにいく。まだまだ足りない部分が多いが、何年も続けて開幕投手を任せてもらえるように、成績を積み上げていきたい」と決意を新たにした。球団側から「もっともっとやってほしい」と尻を叩かれたそうで、ひと皮むけたいところだ。
○東克樹投手(3320万円→2510万円)
昨年2月にトミー・ジョン手術を受け、今年9月28日のヤクルト戦で1軍復帰。10月23日の中日戦では792日ぶりの白星も挙げた。今季は3試合で1勝2敗、防御率2.29。「3試合しか投げていないので(減俸は)しかたがない。来季へ向けて、希望の光は見えている」と表情は明るかった。
○上茶谷大河投手(4300万円→3300万円)
今季1軍では8試合登板、1勝3敗、防御率7.15。2018年ドラフト1位で入団した右腕は、1年目に7勝を挙げたが、昨季は2勝、今季は1勝と成績が下降しており「来年は相当な覚悟を持って挑まないといけない」と危機感を露わに。新たに就任した小谷正勝コーチングアドバイザーの助言もあって、大学時代のフォームに戻すことを決断し「リスクを減らす方法はあると思いますし、ケガをしないフォームで0勝で終わるか、ケガをしやすいフォームで勝つかなら、僕はリスクを選ぶ」と不退転の決意だ。
○戸柱恭孝捕手(4160万円→3740万円)
DeNAの捕手陣は今季、23歳の山本が台頭。戸柱は今季もチーム最多の56試合でマスクをかぶったが、昨季の96試合から減少し「チームは最下位、自分の成績も悪かった。今までで一番悔しいシーズンでした」。秋季トレーニングでは新任の相川亮二コーチと話し合い「敵から自分がどう見えていたのかを話していただいた。詳しいことは秘密ですが、ハッとさせられることもあった」と来季へ向けて手応えを得た様子だ。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)