準備、遠征、連絡対応…野球ママ1人では「大変」 チームで徹底したいサポート体制
チームのLINEやメールは毎日、夫婦の意外な関係が判明する誤送信も
少年野球の保護者は、全員が野球経験者とは限らない。親の抱える悩みや問題解決のヒントを探る連載「野球ママのReality」の6回目が取り上げるのは「父親の差」だ。熱意のあるなしや仕事の形によって、父親の少年野球への関わり方は変わる。息子2人が首都圏の少年野球チームでプレーした“等身大の”野球ママ・玲奈さんは“格差”を解消はできなくても、解決はできると考えている。どういうことだろうか?
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少年野球の保護者の中で時々、不満が漏れるのが各家庭の父親の差です。うちは主人が野球をやっていて、好きで子どもに教えています。一方で土日は仕事だったり、プロ野球をはじめ野球全般に興味がないお父さんもいるので、他のお母さんから「ご主人が積極的に参加してくれていいですね」と言われることがあります。夫婦ともに野球経験がなく「子どもが家の前で素振りをしていても、正しい振りなのか分からない」と困っているお母さんもいます。
特にお母さんが1人で大変なのは、遠征の時です。朝早くから子どものお弁当を作って、車で送迎をします。荷物が多いので、女性1人では運ぶのもひと苦労です。忙しいお母さんもいると思いますが、お父さんがサポートできない状況であれば、無理をしてでも頑張るという息子を思う母親の決意を感じます。
遠征以外にも、チームに関する仕事は多いです。日々、時間を割いているものに、チーム連絡への返信があります。LINEやメール、とにかく連絡が多いんです。来ない日はありません。返信が必要な連絡が1日何通も来る時もあります。すぐに回答しないといけないものもあるので気が休まらず、ストレスに感じているママ友は少なくありません。チーム連絡への対応は、何となく母親の役割になっているご家庭が多いと思います。