「アイツは違いましたね」前中日・藤井淳志氏が語る逸材、来季のブレーク候補は?
レギュラークラスに課されたハードなメニュー「あれを若手がどう見るか」
一方、立浪監督は高橋周平や京田陽太、木下拓哉などレギュラー組にもハードなメニューを課した。
「あれを若手がどう見るかですね。同じことをやっていても、追い付きません。落合(博満)監督は『同じ力ならベテランを使う。追い越して初めて若手を使う』と言っていました。だから、若手は強制練習プラス自主練習で力を付けることが大切です」
この2年間、引退試合を除いては1軍登録さえなかった背番号4。モチベーションを保てたのは心境の変化だった。
「今までは全て自分でした。でも、最近は後輩を応援したい気持ちが大きくなってきました。ドラゴンズにはいい選手がたくさんいます。1人でも多く活躍してほしい。ただ、1年でもいいから、立浪監督の下で選手としてプレーしたかったですね」
最後は本音が出た藤井氏。これからも若竜を見守り、励まし、飛躍を願う。
(CBCアナウンサー 若狭敬一/ Keiichi Wakasa)
<プロフィール>
1975年9月1日岡山県倉敷市生まれ。1998年3月、名古屋大学経済学部卒業。同年4月、中部日本放送株式会社(現・株式会社CBCテレビ)にアナウンサーとして入社。テレビの情報番組の司会やレポーターを担当。また、ラジオの音楽番組のパーソナリティーとして1500組のアーティストにインタビュー。2004年、JNN系アノンシスト賞ラジオフリートーク部門優秀賞。2005年、2015年、同テレビフリートーク部門優秀賞受賞。2006年からはプロ野球の実況中継を担当。現在の担当番組は、テレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜12時54分~)「High FIVE!!」(毎週土曜17時00分~)、ラジオ「若狭敬一のスポ音」(毎週土曜12時20分~)「ドラ魂キング」(毎週金曜16時~)など。著書「サンドラのドラゴンズ論」(中日新聞社)。