打率.417も… 日本ハム・ドラ9上川畑が覗かせた“守備職人”としての強い自負
日ハムのドラフト9位指名、NTT東日本・上川畑大悟は都市対抗で打率.417
成長と課題が見える大会だった。今秋のプロ野球ドラフト会議で日本ハムから9位指名を受けたNTT東日本の上川畑大悟内野手は、8日に東京ドームで行われた第92回都市対抗野球の準決勝、東京ガス戦に「8番・遊撃」で先発出場。攻守で存在感を発揮するもチームは3-9で敗戦し、2年連続の決勝進出はならなかった。試合後の会見では、打撃面での進化に確かな手応えを感じつつも、「守備職人」としての強い自負を覗かせた。
3回の第1打席で中前打を放つと、5回1死満塁のチャンスで迎えた第2打席では右中間を破る2点二塁打。3打数2安打2打点とバットで魅せた。今大会、12打数5安打で打率.417。課題としてきた打撃で結果を残した。
「もともと守備が得意で社会人に入ってきたが、打てないと試合には出られない。(社会人での)3年間、打力が上がるように試行錯誤してやってきた。そこは成長できた部分だと思う」と取り組みが実を結んだと振り返った。
守備でも随所で観客を沸かせた。3回1死一塁の場面では、ゴロを処理してダブルプレーを狙った一塁手の二塁送球が難しいワンバウンドに。抜けていれば一気にピンチが拡大してしまう場面で抜群のハンドリングを見せ、落ち着いて一塁走者を封殺した。4回には左前に抜けようかという強いゴロを三遊間の深いところでダイビングキャッチ。守備範囲の広さも披露した。