新人史上4人目の打率3割+20発も「1から」 DeNA牧秀悟にまだ残る“伸びしろ”とは?
新人王争いで敗れた広島・栗林に、来季年俸で“リベンジ”
来季“2年目のジンクス”を打ち破ることができるか。DeNAの牧秀悟内野手が16日、横浜スタジアム内で契約を更改し、5700万円増の7000万円でサイン。今季の1300万円から5倍超の大幅アップとなった。中大からドラフト2位で入団した今季は、セ・リーグ3位の打率.314、22本塁打71打点と新人離れした成績を残した。来季他球団から徹底マークされることは間違いないが、「1から打撃を見直して臨みたい」とさらに上を目指す。(金額は推定)
「びっくりしました。全然想像以上でした。予想は5000万円もらえたらいいな、くらいでした」と本人が目を丸くしたほどの大昇給。2年目の野手としては、昨年の阪神・近本の4500万円を抜き史上最高となった。新人王争いでは驚異的な防御率0.86をマークした広島の守護神・栗林に敗れたものの、来季年俸では先に更改を済ませた栗林の5300万円、阪神・佐藤輝の4200万円などを大きく上回った。
「物欲がないので、特に買いたいものはない」と言いつつ、10月にマイカーとして1000万円超のアウディを購入しており、ローン返済は楽になりそうだ。
新人のシーズン打率3割以上は史上12人目。しかも牧の.314は、1リーグ時代の1946年にグレートリング・田川豊がマークした.341、1998年の阪神・坪井智哉の.327に次いで史上3位にランクされる。