「練習が退屈である必要はない」メジャーリーガー御用達施設が教える育成法

重さは6ポンド(約2.7キロ)のボールで楽しく

 公式ブログでも練習の意図を「子どもたちが置かれる環境が多様であればあるほど、より多くの動作を経験することができ、運動能力の向上に繋がります」と説明。タスク目標には「課題解決、速く動くこと、速く物を動かすこと、加速・減速を意図すること、競い合うこと、そして楽しむこと!」であるべきだとしている。

 ボールの重さは12歳未満の場合、投げる動作が入るものに関しては軽ければ軽いほどよく、持って運ぶ系の場合はほとんどの子どもがタスクを難なくこなせるぐらいの重さがいいという。

 楽しく、様々な動きを経験することが運動能力の向上、ひいては野球の技術向上にも繋がる。野球の本場、アメリカの教えは日本の指導者・保護者にも参考になるはずだ。

○ドライブライン・ベースボール
 2008年にガレージから誕生した、シアトルを拠点とする野球トレーニング施設。最新技術を用いたデータ解析で選手個々の特徴を掴み、それぞれに合った指導を行う。エンゼルスの大谷翔平投手やドジャースのトレバー・バウアー投手など、数多くのメジャーリーガーが訪問。日本でもソフトバンクが2019年にスタッフを秋季キャンプに招待するなど注目を集めている。

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