“セクシーすぎる声”で話題「球団の電話が鳴りやまず」 伝説のウグイス嬢の今

話し方を通じた人材育成「メディアトレーニング講習」も開講

 スクールには毎年、80人ほどが入ってくる。高校野球のマネジャーや少年野球の保護者らアナウンス技術を伸ばしたい人から、プロを目指す人まで様々だ。藤生さんは「それぞれの方の特徴を伸ばしていくのが、やりがいです。プロ野球のウグイス嬢になるのが全てではないので、それぞれの目標を達成できるようにサポートしています」とオリジナルの教科書を使って指導している。

 もうひとつ、藤生さんは野球界の発展につながる事業も展開している。各世代だけでなく、野球以外の競技も含めた選手への「メディアトレーニング講習」。例えば、少年野球の子どもたちには練習を休む時の言葉遣いを伝える。

「『きょうは練習を休みます』ではなくて、目上の方には、こういう理由で練習を休ませていただけますかとお伺いを立てないと自分勝手な印象を与えます。話し方や礼儀は競技を離れても大切です。野球のイメージを変えられるとまでは思っていませんが、社会に出て活躍できるきっかけになればと思っています」

 野球界を支えるアナウンス技術の指導と話し方を通じた人材育成。セクシーな声を持つウグイス嬢として成功した藤生さんは、新たな夢を描いている。

【実際の映像】話題となった“セクシーすぎる”声を持つウグイス嬢のアナウンス

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