「すごく違和感があった」 DeNA期待のドラ1小園、プロ生活の一抹の不安とは?
ロッテのドラ1・松川の“抱き枕”は「抱いて寝てはいないです」
一方で、三浦監督は「僕は新人の頃、奈良(高田商高出身)から出てきて、修学旅行も東京だったので、横浜ってどういうところだろうという不安があった」と明かした。小園も前日に実家のある大阪・貝塚市から父親が運転する車で横浜へやってきた。「寮生活は初めて。自分1人の部屋に帰ることに、すごく違和感があった」と不安をのぞかせる。
慣れない1人暮らしの励みとなりそうなのが、オリジナルの抱き枕である。ロッテ1位指名の松川虎生捕手とは、中学時代に所属した貝塚ヤング、市和歌山高を通じてバッテリーを組んだ仲。貝塚ヤングの関係者から松川の等身大写真がプリントされた抱き枕をプレゼントされ、松川にも同様に小園がプリントされた物が贈られている。小園は「抱いて寝てはいないです」と苦笑したが、親友が寂しさを紛らわせてくれたかもしれない。
「試合を見られることはあっても、練習をこんな(首脳陣、ファン、報道陣などに)見られるのは初めてなので緊張しました」と新人合同自主トレ初日の感想を語った小園。三浦監督はドラフト6位入団だったが、高卒1年目の1992年10月にはリリーフで1軍デビューを果たし、プロ生活25年のスタートを切った。小園はエース候補の1年目をどう過ごすのだろうか。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)