「二度と出てこないシーン」 Bリーグ屈指の“野球好き”が忘れられない一戦は?
メンタルづくりは「参考にさせてもらっています」
――注目している選手の日々の結果はやはり気になりますか。
「はい。面識ある人の活躍はなんでもうれしいじゃないですか。パ・リーグだと浅村くん(楽天・浅村栄斗内野手)も縁があって、一緒にご飯を食べたりゴルフ行ったりしたことも。刺激は受けますね。オリンピックに出て活躍していますし、チームの柱としてやっていますので」
――野球経験があって、野球観戦もされている。それらがバスケットボールに生きていることはありますか。
「小学校の野球の練習は厳しかったですが、根性もあるほうですのでバスケットにも生かしながらやっています。プロ野球はバスケットよりシーズンが長いですし、選手も多い。そういう中でどういうメンタルを作りながら、シーズンを戦うのかっていうのは、ドキュメンタリーとかを見ながら参考にさせてもらっています」
――野球ファンへ、Bリーグと秋田ノーザンハピネッツのアピールをお願いします。
「Bリーグは冬でも会場は体育館ですので暖かくて、エンターテインメント的にも野球とは違った楽しみ方もあります。バスケットは早い展開で得点が何点も入れ合うスポーツ。ダンクシュートだったり迫力のある姿を近くで見ることができます。会場に足を運んでみてもらえればバスケットの魅力は確実に、必ず分かると思います!」
〇田口成浩(たぐち・しげひろ)
1990年3月25日生まれ。秋田県出身。明桜高から富士大を経て、2012シーズンに秋田ノーザンハピネッツ入団。2018シーズンから千葉ジェッツに所属し、2020-2021シーズンにはチャンピオンシップ制覇。今季より再び秋田ノーザンハピネッツに復帰し、シューターとして東地区優勝を目指すチームを支える。2021年12月5日にプロ通算5000得点とB1通算300回3ポイントシュート成功を達成。日本プロバスケットボール選手会会長も務めている。身長184センチ、体重84キロ。ポジションSG(シューティングガード)、背番号5。
(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)