中学野球は軟式?硬式?部活?クラブチーム? 迷う進路の選択は「引き算で考える」

たまたま受けた“偶然”から運命が開けることも……

 もう1の「幅」を持って考えるというのは、『RENGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』(デイビット・エプスタイン著)という書籍の中で、世の中で才能を発揮して活躍している人は、遅咲きといわれる人たちも多数いることが研究の中で分かったそうです。

 私がトレーナーとして関わっているプロ野球選手も、子どもの頃からずっと順調にレギュラーで活躍しているかというとそうではないんですね。怪我で中学生のときにほとんど野球をやれなかったり、野球だけではなく、他のスポーツを経験したり、子どもの頃に、プロ野球選手になるなんて全く思っていなかったという方が多いと感じます。

 何かに行き詰まったときには「幅」を持って考える。野球も、勉強も、チーム練習も、塾も、その子にとって大切な経験として考えてみる。その中で、偶然、受けた影響から、“たまたま”進路が決まっていく。でもその“たまたま”が、あとから振り返った時に、必然にしか考えられないこともあります。

 我々、大人は子どもの存在を様々な角度から理解し、身体の健康的な発育と、脳の健全的な発達を促すためにできることは何かを考えることこそ、大切な未来がある子どもたちへできることではないでしょうか。

○木村匡宏(きむら・まさひろ)
1979年1月11日生まれ、福島県出身。福島高校、慶大硬式野球部所属。一般企業やアスリートの競技力向上支援する施設での勤務経験を経て、現在、MTX ACADEMYチーフディレクター。最も力を発揮しやすい姿勢と言われる「パワーポジション」の重要性を説き、プロ選手から育成年代まで数多くの野球選手のサポートを行っている。

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