ロッテ荻野、36歳で最多安打&盗塁王の2冠 故障続きだった韋駄天の変化とは?

ロッテ・荻野貴司【写真:丹羽海凪】
ロッテ・荻野貴司【写真:丹羽海凪】

故障を克服し、ついに自身初の全試合出場を達成

 2021年、ロッテの荻野貴司外野手が最多安打と盗塁王の2冠に輝いた。プロ入り当初から、抜群の脚力を活かしたスピード感のあるプレーで大きなインパクトを残していた。だが、毎年のように故障によって戦列を離れ、能力をフルに活かせない時期が続いていた。

 しかし、近年は故障が減少、2021年には全143試合に1番打者として出場した。高い能力を発揮できるようになりつつあるが、故障が続いていた時期に比べ、選手としての特性にも変化がみられることにお気づきだろうか。

 今回は、年度別成績や各種指標に加えて、盗塁成功率や内野安打数といった数字を紹介。それらの情報から見えてくる変化について見ていきたい。

長年怪我に苦しめられてきたが、近年はその傾向に変化が見られる

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