燕・奥川が中10日で先発し続けた“本当の狙い” 負担軽減のためでない「新しい形」

五十嵐氏も期待「今季の最低ラインは10勝」

 弱冠20歳ながら人として懐の深さを持つ奥川が、3年目の今季はどこまで成長するのか。その姿を楽しみにするファンは多い。五十嵐氏も「楽しみなのは間違いない」と断言する。

「もう確実に結果を残さないといけない立場になっていると思います。昨季が9勝だから、今季の最低ラインは10勝に設定されている。僕は逆に、奥川がそれくらいの気持ちを持っていないと問題だと思っています。もちろん、起用法や体の状態で変わってくるとは思いますが、本人はどうするべきかしっかり考えていますよ。楽しみですね」

 昨季のクライマックスシリーズで史上最年少完封の偉業を成し遂げても、どこか飄々としていた20歳右腕。今季も同じく飄々とした雰囲気を漂わせながら、高津監督が求める「15勝」をクリアしてしまうのかもしれない。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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