ロッテが解決したい「2番打者」問題 強打か、機動力か…今季の“有力候補”は?
藤原恭大は調子の波を減らせるかが大きな課題に
まず今月22日のオリックスとの練習試合で2番に座り、開幕スタメンの最有力とされる藤原の月別成績を見ていきたい。
昨季は「9番・中堅」として開幕スタメンも、3、4月はいずれも打率1割台と苦戦。4月22日から2か月以上の間、2軍で調整に入ることに。だが、ファームで取り組んだ打撃の修正が奏功し、7月3日の再昇格後は快打を連発。自身初となる月間MVPも獲得し、2番打者として大いに躍動を見せていた。
このまま本格的なブレークを果たすかと思われたが、9月に入ってからは一転して絶不調に陥ってしまう。9月5日に死球を受けて2週間近く欠場を余儀なくされたこともあり、好調だった打撃を取り戻すことは叶わなかった。
脚力を活かした守備と走塁はすでに高いレベルにあるだけに、課題である好不調の波を改善できれば、2番として活躍できるポテンシャルを持つ存在だ。今季からは福浦和也打撃コーチが、2軍から1軍に配置転換。2軍での打撃修正に一役買った“師匠”の力を借り、年間を通じて好調を維持できるかに注目だ。