大阪桐蔭主将が大企業を捨て選んだYouTuberの道 プロも教えを請うミノルマンとは?
プロ野球選手もオフ期間に“駆込み寺”として野球塾を訪れる
安定した収入を得ることができるようになると「野球に関わるものを全てやりたい」と欲も芽生えた。2021年には自らの経験を元に治療院、パーソナルジムも経営。順調に収益を上げていたが、ふとした時に「本来、自分が会社を辞めてやりたかった“野球”とは違う」と我に返ったという。
近年は野球人口の減少が危惧され、その中で野球塾を全国に展開していくには高い壁があった。だが、「そっちの方がやる価値はある」と、わずか1年で治療院などを畳み、現在は“本業”に全てを注ぐ。今ではプロ野球選手もオフ期間に“駆け込み寺”として廣畑さんの塾に姿を見せ、技術やトレーニング理論を請うという。
野球技術動画の“先駆者”として知名度を上げ、今では多くの生徒を抱えるようになった廣畑さん。「技術論に絶対はないと思っています。人それぞれにあったもの、昔ながらの間違った指導を変えていきたい」。少年、少女、そして指導者が簡単に取り入れられる技術をメインに、今後も野球界の発展に注力していく。