大谷翔平、開幕7戦HRゼロは「軌道のズレ」 初被弾“魔球”は「失投」 一問一答
敵軍の研究は「1年目とはもちろん違います。誰でもそうかなと思います」
――相手に研究されているという印象は。
「それは1年目とはもちろん違いますし、回数を重ねるごとに傾向は出てくるものなので、それはこっちも見てますし、それは誰でもそうかなとは思いますね」
――ストライクゾーンのズレは。
「広くズレてるなという感じはしないですかね。ただ、その動きの遅れが少し目立ってるかなと思うので、それは単純にタイミングが遅いとかではなくて、動き出しの準備が少し遅れているところが、そういう原因かなと思います」
――しっくりこない部分はあったか。
「そうですね。ありますね。それは失投していればしっくりこないですし、自分が思っているような軌道に球が入っていないと、おかしいなっていう気持ちにはなるので。やっぱりこう決めたいなという気持ちが入ると、最後のリリースがちょっとズレたりとかっていうところかなと思うので。その1球が良ければ、また違う形の結果にはなってるかなと思うので、そういう少しのところを修正して、次に向かいたいなと思います」
――本塁打の前の四球は三振を狙っていたが、取りきれなかった。
「そうですね。カルフーン選手のスプリット2球は悪くはなかったですけど、そこはしっかり見た打者が1枚上だったかなと思うので。どちらかというと最後のスライダー。はっきり抜けると可能性がなくなってしまうので良くないところかなと思います」
――スプリットは落ちなかった。
「気持ち高いなというのはありましたけど、そのまま行った感じなので。リリースがズレた感じかなと。修正できると思いますね。いいボールももちろんあるので。普段なら起きないような動きが起きる原因があると思うので。そこは改善できると思います」
――4打席目の見逃し三振は動き出しの遅れか。
「あれはゾーンの見え方がズレている印象ですかね。そこまで最初の軌道は甘い感じではないかなと思うけど、見逃したら甘い感じなので。単純にゾーンのズレが原因かなと思います」
――動き出しの遅れやゾーンのズレは公式戦でないと埋めきれないか。
「そんなことはないですね。それは実戦だけで分からないということはないと思いますね」
(小谷真弥 / Masaya Kotani)