元大阪桐蔭主将が女子野球チームを作った理由 1年限定で日本一に挑む覚悟と信念
女子硬式野球連盟が救いの手「ガンガン、盛り上げてほしい」
基本的には野球塾が終わった夜9時~12時まで同施設を使って練習を行っている。企業がバックアップするクラブチームとは違い、選手たちは自分たちで働きながら生計を立てている。「この子たちに何か残せないか」。廣畑さんは「次の仕事にも何か繋がるかもしれない」との思いで、ドキュメンタリーとして映像を残し、映画化することを最大の目標に掲げる。
自らが指揮を執って日本一を目指していたものの、コロナ禍がそれを阻む形となった。参加しようとしていた大会自体が中止になるなど思ったような動きができなかったが、そこに手を差し伸べてくれたのが女子硬式野球連盟だった。
「僕たちの思いを伝えると『ガンガン、盛り上げてほしい』と言ってくれた。壮大な夢を語っても共感してくれて。自分も自信があったので『硬式で日本一』を目標に設定しました」