大学野球をもっとメジャーに SNSフォロワーを倍にした「関西六大学」の改革

関西六大学野球連盟は今年40周年を迎えた【写真:喜岡桜】
関西六大学野球連盟は今年40周年を迎えた【写真:喜岡桜】

今年で40周年を迎えた関西六大学野球連盟がSNSなどを活用した情報発信と人材育成に力

 今年で40周年を迎えた関西六大学野球連盟が、SNSなどを活用した情報発信と人材育成に力を入れている。4年前から写真撮影や動画の撮影、編集などを外注し、質の高いコンテンツの提供を実現。それに加え、今季からリーグ戦全試合をライブ配信している。従来通り学生主体の取り組みを継続しながら、より実践的な現場経験を通し、プロ野球選手はもちろん、将来を担う学生の育成、輩出を目指している。

 公式SNSの情報発信力強化に取り組んでいる同連盟副委員長兼広報責任者で、神戸学院大学4年の平山一郎さんは「この連盟だけでなく、大学野球全体をメジャースポーツにしたい」と、夢を語る。

 関東圏内の大学でプレーする選手ばかりが野球関連誌の表紙を飾ることに対し「関西にも実力のある注目選手が多くいるのに」と、もどかしさを抱えていたという。露出度や人気に偏りがある現状を打破するため、広報業務を担当する仲間や北住達也事務局長と何度も話し合いを重ね、連盟自らが情報発信を積極的に行うことを決めた。

2019年春に約5000人だった同連盟のフォロワー数は今春のリーグ戦開始時点で1万人に迫る

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