大学野球をもっとメジャーに SNSフォロワーを倍にした「関西六大学」の改革

ペナントやキーホルダーなどの40周年記念グッズが販売されている【写真:喜岡桜】
ペナントやキーホルダーなどの40周年記念グッズが販売されている【写真:喜岡桜】

サイングッズなど同連盟出身のプロ野球選手たちも協力

 今年は40周年を記念し、同連盟出身プロ野球選手のサイングッズが当たるプレゼント企画もツイッターで実施した。日本ハムの開幕投手に抜擢されたドラフト8位ルーキーの北山亘基投手やオリックスの平野佳寿投手(京産大)、楽天の太田光捕手、ヤクルトの大西広樹投手、阪神の小野寺暖外野手、中日の橋本侑樹投手や福元悠真外野手(いずれも大商大)が協力し、約200人の応募があったという。また、同連盟公式YouTubeでも、40周年を祝福する各選手のメッセージ動画が公開されている。

 改革のために参考にしているのは、総合格闘技団体「RIZIN」に関連するSNS。「勝者と敗者、どちらも同じ情報量で、同じ写真の枚数が更新されているんです。それに、試合前の様子などのオフショットも充実しています。個人的に格闘技が好きなのでRIZINを参考にしましたが、勉強できる点がたくさんあります」と平山さんはいう。勝利チームや人気選手だけでなく、連盟に所属するすべての大学に等しくフォーカスを当てた投稿を心がける。

 今年も同連盟には大経大のプロ注目右腕・才木海翔投手など、レベルの高い選手が在籍中だ。75年の歴史がある日本の大学野球をメジャースポーツへと押し上げるには、関わる全学生が型破りなチャレンジ精神を持つことも必要なのかもしれない。

(喜岡桜 / Sakura Kioka)

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