深夜の公園で壁当て、ランニング… 元阪神・井川慶氏が現役引退を明言しない理由
阪神の4監督に感謝「全ての出会いがなければ、僕の活躍はなかった」
現在はトレーニングに励む傍ら、日本プロ野球OBクラブの活動に参加し、同クラブのYouTubeにも出演。昨年からはプロ野球の解説を務めることもあり、古巣・阪神の戦いぶりはこまめにチェックしている。その阪神は今季、開幕からリーグワーストの9連敗を喫するなど苦しい状況が続いたが、4月24日から6連勝。少しずつではあるが、復調の傾向が見えてきた。
また、キャンプイン前日には矢野燿大監督が今季限りでの退任を発表し、賛否を呼んだ。だが、現役時代にバッテリーを組んだこともある井川氏は、独自の見解を口にする。
「僕自身はハッキリしていて、いいんじゃないかと思っています。これがシーズン中(の発言)なら問題ですが。結果が悪ければ『辞めろ』の声も出ますが、どうせ辞めるのですから。そこはプロなので」
阪神では吉田義男氏、野村克也氏、星野仙一氏、岡田彰布氏と4人の指揮官の下でプレーしたが、全ての監督に対して感謝の気持ちに溢れている。
「吉田さんにはプロでの心構え、野村さんからは心理学やバッターとの駆け引き、星野さんにはエースとしての振る舞いを教えていただき、そして2軍監督時代から一緒だった岡田さんには最高の環境を作っていただいた。全ての出会いがなければ、僕の活躍はなかった」