木製バットで男子顔負けの打球 お洒落&メイクは封印、日本一を目指す美女左腕の覚悟
お洒落やメイクも封印「たった1年頑張れないんでどうするんだ! って」
今でこそ女子高校野球の全国大会は春に東京ドーム、夏は甲子園で決勝が開催されている。だが、高校を卒業すると、活躍の場は一気に少なくなるのが現状だ。だからこそ、笹川さんは女子野球の普及に力を入れ、YouTubeなどで世に発信していくことを続けている。
「高校のチームはたくさんありますが、大学になるとチーム自体が少なくなる。将来的には誰もが野球を続けられる環境を作れれば、と思っています。最近興味があるのは女子高校野球の監督。指導者としても女子野球の楽しさを広めていきたい」
技術練習と並行しながら筋力トレーニングなども積極的に行っている。普段着はユニホーム、トレーニングウエアがメイン。お洒落やメイクなどの喜び、楽しみはひとまず後回し。「本当なら夏も袖のない服を着たいのですが(笑)。もう、同じような後悔はしたくない。たった1年頑張れないでどうするんだ! と自分に言い聞かせています」。
最大の目標は10月に行われる全日本女子硬式野球選手権大会での優勝だ。「自分の中でも、正直、野球を辞めた先は見えていない。今は目の前の目標に向かって全力で取り組むだけです」。昨年の悔しさを晴らすため、笹川さんは悔いのない1年を過ごしていく。