鷹が行った燕ファンへの“粋なおもてなし” なぜ「ピンクの傘」を作ったのか?
「対戦相手であるヤクルトのファンの方にも、年に1回のこのイベントを一緒に楽しんで欲しい」
今回、ビジターファンに配布されたのは、ヤクルトでお馴染みの応援グッズである「傘」。神宮球場で応援歌「東京音頭」に乗って、色とりどりの傘が踊るのを見たことがある人も多いだろう。この傘を“ピンクリボン仕様”としてピンク色にした。これまでにもビジター応援席用のグッズ配布は行っていたものの、今回のようにオリジナル商品を開発したのは初めての試みだった。球団の担当者はその狙いをこう語る。
「今年は、ビジター球団も含め、より多くのファンの皆さまが、それぞれの楽しみ方をできる非日常のひとときを提供したいという想いがありました。対戦相手であるヤクルトのファンの方にも、年に1回のこのイベントを一緒に楽しんで欲しいと思い、ヤクルトと言えば“傘振り応援”が名物なので、ピンクの傘の配布を検討しました」
年に1度、2試合しか開催されない「タカガール・デー」。球場がピンクに染まるこのイベントを相手球団のファンにも楽しんでもらいたかった。さらに、球団の垣根を超えてスタンドをピンク一色に染めることで、普段は味わえないような一体感を創出し、それをヤクルトのファンにも味わってもらおうとした。