源田の穴埋めた164cmの18歳、鷹右腕は防御率0点台… 育成から這い上がった選手たち
18歳の西武・滝澤は5月13日に支配下登録、26試合に出場している
3月に開幕した2022年のプロ野球は交流戦を終え、17日にリーグ戦が再開した。ここまでの戦いでは、育成入団から支配下契約を勝ち取って1軍で活躍する選手も少なくない。18日には、広島の持丸泰輝捕手が支配下を勝ち取った。まもなくシーズン折り返しへと向かう中、生きのいい“成り上がり”がキーマンになる可能性も。ここでは今季育成から這い上がった選手を紹介する。
西武では、NPBで最も小柄な身長164センチの滝澤夏央内野手が奮闘している。関根学園高から昨年の育成ドラフト2位で入団した18歳は、5月13日に支配下契約を結ぶと即日1軍に昇格。負傷離脱した源田の穴を埋める形で遊撃を担った。ここまで26試合出場で打率.239(71打数17安打)をマークしている。
巨人・菊地大稀投手は桐蔭横浜大から昨年の育成ドラフト6位で入団。4月29日に支配下選手登録され、同日の阪神戦で1軍デビューした。一度2軍に落ちたが、5月31日に1軍再昇格。13登板で0勝1敗、防御率3.07の成績を残している。
巨人では支配下入団の後、育成を経て3月に支配下復帰した堀田賢慎投手、鍬原拓也投手、増田陸内野手、香月一也内野手も1軍で結果を残している。堀田は3月31日のヤクルト戦でプロ初勝利。2018年ドラフト2位入団で22歳の増田陸は、24試合出場で打率.288(59打数17安打)、2本塁打をマーク。闘争心あふれるプレーで、一塁での出場機会を増やしている。