「コーチ職を失う心配は?」打者全員20Kでサヨナラ負け…エ軍メディアが辛辣質問
MLBタイ20三振に地元メディアも打撃コーチに辛辣質問「自分の職を失う心配は?」
■アストロズ 4ー2 エンゼルス(日本時間4日・ヒューストン)
メジャー記録に並ぶ20三振でサヨナラ負け。エンゼルスのロッカールームは連日の静けさだ。切り替えの早さが評判の大谷翔平投手は早々に移動の準備を完了。一方で失意のサヨナラ弾を浴びたベテラン右腕・テペラはユニホーム姿で呆然と椅子に座ったままだ。
「彼らがいい投球をして、私たちがうまく打てなかっただけだ。彼らが私たちに対していい仕事をして、私たちは攻略できなかった」。指揮を執ったハセルマン捕手コーチは唇を噛んだ。
割と温厚と言われるエンゼルス地元番記者たちも辛辣だ。この日、やり玉に上がったのはジェレミー・リード打撃コーチだ。3戦48三振はメジャー記録。「アプローチに問題はあるか? 打球が前に飛んでないが」「また得点できるようになるか」「三振について心配しているか」。ど直球質問が矢継ぎ早に飛んだ。
しまいには「自分の職を失う心配は?」と進退に関する質問も。リード打撃コーチは「自分の仕事のことを心配するためにここに来てはいない。ここには自分の仕事をしに来ているんだ」と、まくし立てるように返したが、そんな質問が出るほど異常な環境となっている。