今夏で松井秀喜超えの可能性も… 高校通算52発“石川のおかわり君”の天性の素質
中村監督も絶賛「私が見た中でも人間的な面を含め一番の選手」
7月5日。輪島高と行った石川大会前最後の練習試合では第1打席で左前打を放つと、その後の2打席では左中間へ打った瞬間にそれと分かるアーチを2発。高校通算本塁打を52本に積み上げた。「(6月は)打たないといけない思いから、結果が出なくて……。バッティングが嫌になった時もありましたが、監督、コーチの指導もあって今は最高の状態です」と胸を張る。
理想の打撃は西武の中村剛也内野手だ。ゆったりとタイミングを取り、力感のないスイングでボールを弾き返す。決して引っ張り専門じゃなく、広角に打ち分ける打撃技術はまさに“おかわり君”を彷彿とさせるものがある。中村隆監督も「長打もあって、率も残せる。私が見た中でも、人間的な面を含め1番の選手だと思います」と目を細めている。
内藤自身も「自分では全力でスイングしているつもりなのですが、映像を見ると振ってないように見える。いい脱力感の中でフルスイング。それが凄くいいなと思っています」と、“天性のアーチスト”を目標に掲げている。