今夏で松井秀喜超えの可能性も… 高校通算52発“石川のおかわり君”の天性の素質
今秋のドラフトでは「1位でいけるように頑張っていくだけ」
石川大会(春夏秋)の通算本塁打記録は巨人、ヤンキースなどでもプレーした松井秀喜氏が残した12本。内藤はここまで8本を放っており、記録更新にも期待がかかっている。ただ、本人は「記録は意識しません」と淡々としたもの。「チームの勝利を一番に考えてやっていけば、結果は勝手に付いてくると思っています。野球を始めた時から一番カッコいいと思っているのがホームラン。小さいときから魅力に感じてきた。それはやり続けたい」。
すでに、各球団のスカウトは上位候補としてリストアップしており、今夏の活躍次第ではドラフト1位の評価を付けるチームもありそう。チームとしての目標は甲子園。個人としては今秋のドラフトも視野に入っている。
「今は1位でいけるように頑張っていくだけ。ドラフトがゴールじゃなく、プロの世界で長く活躍して、ホームランの記録を塗り替えられるような選手を目指したい」
名前の「鵬」は中国の伝説の鳥にちなんで名づけられた。“石川の怪物”はまだ見ぬ甲子園へ羽ばたけるか。最後の夏で結果を残し、全国の舞台でその名を轟かせるつもりだ。