ドーム沸かせる球界初エンタメ ホークスの男性パフォーマーはなぜ誕生した?

3月2日にアクロバットパフォーマーTAKA・Koba・ASAHIがお披露目された

 男性パフォーマーはプロスポーツ界では既に取り入れられていることだったので「少し遅れているくらいなのかな」(稲永さん)という感覚だったという。メンバーオーディションは福岡だけではなく東京でも開催した。書類審査、1次審査、最終審査を経て、合計119人の応募者の中から、ハニーズは継続メンバー8人・新メンバー6人・復帰1人の計15人、初代アクロバットパフォーマーには3人の男性が選出。総勢18人の“新生”ホークスパフォーマンスチームが誕生したのだった。

 オフシーズン中の基礎トレーニングや各種レッスンを終え、今年3月2日にPayPayドームでアクロバットパフォーマーTAKA・Koba・ASAHIの3人がお披露目された。試合開始前の球場外特設ステージで行われる「FAN!FUN!STAGE」でのパフォーマンスから、グラウンドでのオープニングダンス、オンユアマークス、選手登場時の花道での盛り上げ、試合中のイニング間イベントの盛り上げや参加者のアテンドなど、出演シーンは多数。アクロバット以外にもダンスを披露する場面も多く、ダンス未経験だったメンバーはとても苦労してお披露目の日を迎えたという。

 アクロバットパフォーマーのお披露目から数か月経った今、来場者からはどのような声が届いているのだろうか。

「毎試合行なっている来場者アンケートでは『男女混合の目新しさが見ていて楽しい』『アクロバットがすごい』『サービス精神が旺盛。目の前でバク転してくれたり、ファンサービスが嬉しい』などの声が届いています。コロナ禍の現在、規制退場を行っていますが、退場待ちのお客さまが“ただ待つだけ”になる状況を避けたかった。そこで、待ち時間の気持ちを少しでも楽にしてもらうため、アクロバットパフォーマンスをお楽しみいただき、時にスタンドからのリクエストに応えたりもしています。全パフォーマーは最後の1人のお客さまが帰るまでグラウンドに立ちお見送りをしているんです」

「男性が入ったことでパフォーマンスに幅が広がった」

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