中学硬式日本一決定戦「ジャイアンツカップ」開幕 強豪・京葉ボーイズが白星発進

先制適時打を放った京葉ボーイズ・井上心大外野手【写真:加治屋友輝】
先制適時打を放った京葉ボーイズ・井上心大外野手【写真:加治屋友輝】

5番の好打者・井上心太外野手が左前適時打で均衡破る

 中学硬式の日本一を決める第16回全日本中学野球選手権大会「ジャイアンツカップ」(大会会長・長嶋茂雄巨人終身名誉監督)は15日、S&D昭島スタジアムなどで1回戦が行われ、千葉代表の京葉ボーイズが8-0で甲府南リトルシニアに勝利。2回戦に進出した。3回まで投手戦だったが4回のクロスプレーとなった先制点から京葉ボーイズに勢いがつき、一気にたたみかけた。

 京葉ボーイズの先発・田中俐希投手(3年)と甲府南シニアの市村空大投手(3年)の投げ合いで始まった。京葉ボーイズは4回2死から4番・須貝蒼内野手(3年)が右前安打でチャンスメーク。二進後、5番・井上心太外野手がうまくタイミング合わせるバッティングで左前へ運ぶ先制適時打。須貝の懸命な生還でベンチ、スタンドも盛り上がり、ここから京葉ペースで試合が進んだ。続く、山下誠健外野手(3年)も左中間へ適時二塁打で続き、加点。その後のイニングも着実に得点し、突き放した。

 先制打の井上は「変化球狙いだったので、うまく対応できました。0-0だったので何とか1点を取ろうと思って、センター方向を意識して打ちました」と笑顔を見せた。投げては先発の田中が制球良く、6回途中無失点。関佑真投手(3年)、安田塁(3年)のリレーで甲府南リトルシニア打線を抑えた。関口勝己監督は「最初は初戦だったので緊張から選手たちは硬かった。打線はジャイアンツカップに備えていい状態に上がってきていると思います」と手応えを口にしていた。

(Full-Count編集部)

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