「次に起こるプレーを想定し予測」 オリJr.監督が求める、技術より必要な“野球脳”
次に起こるプレーを想定する「人が見ても分からないぐらいの準備」
子どもたちには「仲間に優しいプレーをできるように」と伝えている。まだ、体が完成していない小学生には一塁送球はワンバウンドで低く正確に。受け身にならず、常に攻めの姿勢を持ってポジションに就くことを心掛けるよう指導している。当たり前のプレーを、当たり前にこなすことが一番難しいという。
その中でも一番、重視していることがある。手先の技術だけでなく「次に起こるプレーを想定し予測する。常に2、3個先の状況を読める力をつけてほしい」と語る。自チームでエラーがあった後に何が起きるのか、相手の走者がどのような動きを見せるか。直接プレーに関わっていない守備者も先を呼んだ動きが必要になってくる。
細かな動きを覚えることで、中学、高校とレベルが上がっていっても自然とプレーについていくことが出来ると感じている。「カバーリング、ポジショニングなど。人が見ても分からないぐらいの準備。そういったところも技術だと思います」。守備が上手くなるコツは技術も勿論だが、視野を広げ“野球脳”を高めることも必要になってくる。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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