無安打でも絶賛される浅野翔吾の凄さは？　“プロ注高校生”に目を奪われた大学日本代表たち

大学日本代表との壮行試合で浅野は「1番」で出場も4打数無安打に終わる

　野球日本代表「侍ジャパン」U-18は、9日から米フロリダ州ブラデントンで行われる「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場する。8月31日に行われた大学日本代表との壮行試合は1-4で敗れた。この試合は無安打に終わったが、悲願の世界一を狙う“馬淵JAPAN”の命運を握っているのは高松商・浅野翔吾外野手と見ている。

　浅野は夏の甲子園、U-18でも定位置となった“1番”で出場。初回の第1打席は立大・荘司康誠投手（4年）の148キロ直球に詰まり捕邪飛に倒れた。その後もトップレベルの大学生を相手に快音は響かず、4打数無安打に終わった。

　150キロに迫る直球とキレのある変化球、外角ゾーンの出し入れに苦しんだ高校通算67本塁打のスラッガー。長打よりも出塁率に重点を置く浅野にとっては課題が残る一戦だったに違いない。ただヒットこそ出なかったものの、随所で見せた“らしさ”は相手チームからも称賛の嵐だった。