阪神糸井、引退会見の一問一答 一番凄かった投手は「大谷」、佐藤輝には「練習せえ」

怪我に苦しんでも「野球が大好き。常に向上心を持ってやってきた」

――怪我に苦しんだ。
「病院、治療院の先生にはお世話になった。ホンマにもうできへんぐらいの体になったこともある。それでも野球が大好き。常に向上心を持ってやってきた。満足することなく、また明日、また明日、と言い聞かせて。そういうのがあったと思う」

――記録、成績も素晴らしいが誇れるものは。
「首位打者、盗塁王、色々とタイトルを獲らせて頂きましたが、誇れるとなると、記録ではないが投手から野手になるって決断した時。その出来事はアスリート、選手として誇れるかなと」

――投手から野手の成功例は当時ほとんどなかった。自信はあったか。
「正直、ありました(笑)。この世界の厳しさも知った。2年目ぐらいで『糸井君使えないよ』といわれた。そこから僕も練習をやったり、全て見直して打ち込むことにしました」

――記録だけでなく記憶に残るプレーもたくさんあった。一番、印象に残っていることは。
「いっぱいあり過ぎて、昨日も思い返していて。WBCもそうですし、3球団のことだったり。やっぱり、甲子園で初めて大歓声のなかでプレーさせていただいた興奮は忘れない」

近大の後輩・佐藤輝にエール「もっと練習せえ!」

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