試合で結果を出す鍵は「金曜の素振り」 元大阪桐蔭主将が実演する打力を上げる練習法

試合を控える金曜は9コース+投手に顔や胸を向けない素振り

 この素振りに加えて、試合で結果を出すためには“金曜日の練習”が鍵になるという。廣畑さんは「金曜にスイングの仕方を間違えると、土日の試合に影響が出ます」と強調する。土日に行われることが多い試合に向け、その直前の金曜日に必要なのは、左打者であれば顔や胸を三塁側に向けて、投手側に回転させないように横向きでバットを振る素振り。または「縦振り」と言われる真下にバットを振る動きでも良いという。廣畑さんは、こう説明する。

「投手の方を向いて素振りをしていると、どんどん体は開いていきます。この開きが打てない原因になることがあり、好不調の波が出やすくなります」

 投手の方を向かないようにバットを振ると、へその前でバットが返る。体の開きを修正する「金曜日の素振り」は、日頃の成果を試合につなげる仕上げとなる。

(Full-Count編集部)

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