高校から投手を始めた元楽天ドラ1 少年野球の子どもにも勧める上達法とは

打球を飛ばせなくなり投手へ…プロへの道開いた“小さな嘘”

 成長期を迎えて身長は180センチを超えた。体型が大きく変われば、ボールの見え方もスイングも変わる。これまでのように、打球を飛ばせなくなった。ゴム製の軟式球はパワーがあると、かえって飛距離を出せないケースがある。プロ野球選手が軟式球を打っても強烈なバックスピンがかかった内野フライになりやすいように、硬式球とは違った特徴がある。

 戸村さんは身長を生かして、高校に入ったら投手をしようと決めた。そして、立教新座高の野球部に入ると、経験者のふりをして投手練習に加わった。

「高校には同じ中学から進んだ生徒がいなかったので、高校の監督から中学でどこのポジションをやっていたか聞かれた時に『投手です』と答えました。自分は野球が上手いと思っていなかったので、未経験で高校から投手をすることを深くは考えず、不安も感じませんでした」

 この“小さな嘘”で、戸村さんの野球人生が大きく変わる。1年秋からベンチに入り、2年春にはエースになった。投球フォームの参考にしたのが、当時近鉄のエースだった岩隈久志さんだった。チームメートから、細身の体型と投げ方が似ていると言われていた。戸村さんは連続写真が掲載されている雑誌でフォームを研究し、まねをしたという。その際には「最初は全てを参考にしてから、自分に合った形にしていくことが大事です。自分に合うものと合わないものが出てくるので見極めます」とポイントを挙げる。

「まねから入る練習方法が一番いい」自身は近鉄・岩隈を“コピー”

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