大谷翔平、歴史的偉業を成し遂げる思考「守りに入らない」「同じことしない」一問一答
来季年俸43.4億円で合意「活躍して当たり前なところがある」
――年俸調停権のある選手で年俸3000万ドル(約43億4000万円)は史上最高額となった。
「早い段階で、球団といい関係を築けたのは1ついいことだなと思いますし、多くもらうからには活躍して当たり前なところがあると思うので。その分、来年しっかり頑張りたいなと思います」
――昨季は二刀流を続けられるかを試された。
「毎年そうですけど、前の年と同じようなことをやっていても、去年も言いましたけど、同じ数字が残るかと言ったら、そうではない。むしろ下がると思いますし。やられる配球もそうですけど、やられることに対して、それ以上のことをしていかないと向上はしていかないかなというのが。ピッチングも今年いろいろ試しながら投げましたけど、そういうところがテーマかなと思いますし、来年以降ももっともっと工夫しながらできれば、もっといい数字が残るなと思います」
――自分を超えるのは大変になる。プレッシャーになるのか。
「守りに入っていたら、無難なところにしかならないというか。今年、去年みたいな数字は残らないかなと思うので。もっともっと上手くなりたいなと思って毎試合登板できるかどうかが大事だと思いますし。ある程度、これぐらい抑えてくれるだろうと言われれば、言われるほど守りに入ってしまうというか。無難に終わりたい気持ちになってしまうと思うんですけど、そこでよりアグレッシブに試合で攻められるかどうかが大事だと思います」
――体が強くなったという印象は自分の中であるか。
「最初の3年に関しては、やっぱり手術もあったので、そこが一番の違いかなと思います。毎試合、変な痛みだったりとか張りだったりとかを気にすることなく、投げられる状態で上がるというのが数字が一番残るかどうかだと思うので。リカバリーを含めて今年1年できたのは一番良かったと思います」
――シーズン中盤でポストシーズン争いから脱落した。
「正直、8月、9月に関しては、なんというんですかね。目指すところが見えなくなったというか、そういう難しさっていうのがありますし。特に9月はそういう面ではなかなか難しいかと思いますけど。それでもやれることをやるというのが一番大事ですし。いろいろと試しながら、レベルアップはできたんじゃないかと思うので。それを来年、最初から続けられればチャンスはあるんじゃないかなと思います」