「日本で多くを学んだから今がある」パドレスで輝く元NPB助っ人…感謝する2人の捕手

パドレスのニック・マルティネス【写真:Getty Images】
パドレスのニック・マルティネス【写真:Getty Images】

元ハム&鷹のマルティネス「ツルオカさんとカイさんのおかげ」

 ダルビッシュ有投手が所属するパドレスが14日(日本時間15日)、本拠地ペトコ・パークで行われたドジャースとの地区シリーズ第3戦を2-1で逃げ切った。対戦成績を2勝1敗として、1998年以来24年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。【サンディエゴ=木崎英夫】

 ロサンゼルスから場所を移し、サンディエゴで行われた第3戦は、8日(同9日)のメッツとのワイルドカード(WC)シリーズ第2戦に登板し、制球を乱し6四球を与え4回途中で降板したブレイク・スネルが6回途中1失点と好投。ここから盤石の投手リレーで接戦を制した。

 パドレスの勝利の方程式で、日本のプロ野球で学び輝きを増した元ソフトバンクのニック・マルティネスと昨年まで阪神に在籍したロベルト・スアレスがともに“解”になっている。この日はマルティネスが2番手、スアレスが4番手で登板。ともに無失点で責任を果たした。

 試合後、好調の要因をマルティネスに聞くと、こんな答えが返ってきた。

「日本で多くを学んだから今の僕がいる。打席で打者が何を考えているかを考えるようになって自分のゲームプランに深みが増した。それは日ハム時代のシンヤ・ツルオカさんと昨年ソフトバンクで組んだタクヤ・カイさんのおかげ」

最初に在籍した日ハムは「投げることへの情熱を注ぎこんでくれたんだ」

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