「日本で多くを学んだから今がある」パドレスで輝く元NPB助っ人…感謝する2人の捕手

最初に在籍した日ハムは「投げることへの情熱を注ぎこんでくれたんだ」

 日ハム時代(2018年-2020年)は鶴岡慎也と、ソフトバンク(2021年)では甲斐拓也とバッテリーを組み、学んだ配球と組み立てはハイレベルなメジャーで大きな助けになっていると実感している。それだけではない。マルティネスは「日本での野球が失いかけていた情熱と意欲を取り戻してくれた」と明かす。

 2014年にレンジャーズでメジャーデビューを果たし4年間在籍。しかし後半の2年はマイナーへの降格を経験。気持ちは萎え「好奇心」もしぼみかけていたという。「今の自分」を確立するきっかけを作ってくれたのがファイターズだった。

「僕を信じて、先発投手として契約してくれたことがとてもうれしかった。ファイターズが投げることへの情熱を注ぎこんでくれたんだ。マウンドに立つ意欲もそして投げることへの好奇心もそこから膨らんでいった。内面が充実しないでプレーはできやしない。本当に感謝してもしきれない」

 第3戦を前にした会見終了後、パドレスのボブ・メルビン監督に率直な思いを聞いた。

「春のキャンプから先発で頑張ってくれた。クレビンジャーの復帰でシーズン後半戦からは先発ローテ6人制を解き、ロングリリーフもできるニックに後ろに回ってもらったが、重要な役割のその場所を彼は自分でつかみ取ったんだ。新たな持ち場を得るために相当な努力をしている」

メルビン監督「彼(スアレス)は我々の思いを形にしてくれた」

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