社会人MVP&投手3冠が待つドラフト 151キロ右腕が明かす「昨年より成長」できた点
都市対抗は初戦で3被弾敗退…「今年は今年で良い部分がある」
現在は身長175センチ、体重81キロの体格から最速151キロの直球と、カットボール、スライダー、フォーク、カーブの変化球を操る。社会人2年目にして実績を残した秘訣は、非公式戦の戦い方にあったという。
「(日本選手権前の)オープン戦では結構、打ち込まれたりしていました。打ち込まれた結果、『これはやったらあかん』というのをいろいろ出して、自分の課題を消化できた結果が、選手権で出たって感じです」
失敗は成功のもと。「オープン戦でしか試せないことがいっぱいある」と語り、「打たれてもいいから、(普段の練習で)やっていることを変えずにやろうと、当時のピッチングコーチ(稲田学氏)から言われていたので、結果どうこうより、自分が投げた球を評価してくれていたのがよかったです」と感謝を口にする。
東京ドームで行われた今年の都市対抗では、先発のマウンドを託されたが4回にJR東日本に1イニング3被弾の4失点。試合も2-13でコールド負けを喫した。強豪チームのエースとして、昨年ほど目立つ成績を残せていないが「そこはマイナスに捉えるのではなく、今年は今年で良い部分があると思って投げています」と前を向く。