1時間半の“持久走”でもなぜ楽しい? 選手も効果実感「リズムトレ」の“継続性”

「GXA野球教室 神奈川・横浜戸部校」でスポーツリズムトレーニングのインストラクターを務める渡辺智典さん【写真:川村虎大】
「GXA野球教室 神奈川・横浜戸部校」でスポーツリズムトレーニングのインストラクターを務める渡辺智典さん【写真:川村虎大】

50種類のメニューで様々な動き…持久走のようでも楽しくトレーニング

 この日に行った約50種類のメニューでも、動きは様々。頭で考えながら上半身と下半身を別々に動かしたり、激しいヒップホップのように体を躍らせたり。水分補給はあったが、1時間半の持久走を行っているようだった。それにもかかわらず、選手たちは互いに教えあったり、自然と声が出てしまったりする姿もあった。

 主将を務める佐藤安純外野手も効果に納得。「気付いたら1時間半がたっていました。なかなかひとりでトレーニングとかは難しいけど、楽しくできました」。全メニューを消化した後は「一気に足がガクガクになりました」と笑う。

 俊敏性や動きのバリエーションを増やす効果があるが、渡辺さんは「一番の目的は笑顔で自ら主体的にやることだと思います」と強く言う。話題のリズムトレーニングには、一石二鳥の効果があった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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