ドラフト上位勝ち取った2人の「ポニー戦士」 ロッテ1位の右腕は大学侍で“バレ斬り”
ポニーリーグ出身選手がドラフト会議でロッテ1位、ヤクルト2位指名を受けた
中学硬式野球「日本ポニーベースボール協会」出身の2人の選手が、上位指名でプロの舞台に足を踏み入れる。10月20日に行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で、ロッテの1位指名を受けた専大・菊地吏玖投手、ヤクルトから2位指名を受けた京都外大西・西村瑠伊斗外野手。ポニーリーグから育った2人はどんな選手なのだろうか。
ロッテが外れ1位で指名した菊地は、最速152キロの直球と、フォークやスライダー、カーブなどを投げ分ける本格派右腕。小学2年から野球を始め、中学では苫小牧中央ポニーに所属し、2015年にはジャイアンツカップにも出場した。
札幌大谷から専大に進学。東都リーグ2部では今年春に防御率1.20で最優秀防御率とベストナインを獲得するなど、圧倒的な成績を収めた。野球日本代表「侍ジャパン」大学代表として「第30回 ハーレムベースボールウィーク2022」に出場すると、「2部からでも日の丸を背負ってやれるというところ見せた」と菊地。オランダ戦では、元ソフトバンクのバレンティンを三振に打ち取るなど、2試合に登板して1勝0敗、7イニングを無失点に抑えた。
大学代表の選考合宿では、ロッテの榎康弘スカウト部長も「直球にも力があって、前でも後ろでも投げられる」と高い評価をしていた。吉井理人新監督のもとでどんな投球を見せるのだろうか。