鷹育成12位指名、市立金沢・飛田悠成が明かしてくれた妹への思い 「自分の活躍が励みになれば」
プロで叶えたい2つの目的、家族の存在を力に
プロでの目標は明確だ。「160キロのストレートを投げて、球界を代表するピッチャーになりたい」。
目標とともに、「何のために活躍するのか」という目的もある。「小さい頃から夢だった舞台で活躍することで、家族を含めて、今まで支えてくれた方々に恩返しをしたい」。
そして、もうひとつ。大切な話を明かしてくれた。
「4歳下の妹が脳の麻痺で、1歳の時からずっと寝たきりの生活をしています。球場に行くことができず、ぼくが野球をやっている姿もわかっているのかわかっていないのか……。『わかってくれていたらいいな』と思いながら、ずっと野球をやってきました。『妹の分も』とまでは言えないですけど、自分が活躍することが家族の励みになればと思っています」
母・美佳さんによると、「悠成は優しい兄で、妹のことを本当に大切に思ってくれています。妹も、悠成のことが大好きなんです」。兄の活躍を、家族全員が楽しみにしている。