わずか4日間で二遊間コンビ一気に“解体” チームの顔も放出…強権発動の中日大改革
選手会長の京田は打撃で苦悩…球団が示した新たな選択肢
さらに驚きは止まらない。1年目に新人王を獲得し、守備の負担が大きい遊撃のレギュラーを担ってきた京田まで球団を去ることに。近年は打撃で苦しんでいたとはいえ、怪我に強い体力と球界でも指折りな守備力は投手陣を助けてきた。
今季で選手会長3年目だったチームの顔のひとり。ただ、現役時代に同じ遊撃を担っていた立浪監督の厳しい及第点に達することはできず。悩みの中にいる背番号1に、球団はプロ野球人生の“新たな道”を提案することになった。
就任時、センターラインの重要性を語っていた指揮官。その中心を担う二遊間コンビが一気に白紙となったが、“勝算”があってこその決断には違いない。遊撃では今季、高卒2年目の土田龍空内野手が台頭。10月のドラフト会議では、指名した7人のうち実に4人を即戦力候補の内野手に充てた。さらに二塁では、来季高卒7年目となる大砲候補の石垣雅海内野手らも控える。
2023年、間違いなくチームは変わる。レギュラーだった2人がいなくなり、当然悲しむファンもいる。何倍もの喜びにして返すため、ミスタードラゴンズが断行した“解体”。作り直されていく新たな竜の姿に、多くの視線が注がれている。
(Full-Count編集部)