わずか4日間で二遊間コンビ一気に“解体” チームの顔も放出…強権発動の中日大改革

中日はわずか4日間で二遊間コンビを“解体”した【写真:荒川祐史】
中日はわずか4日間で二遊間コンビを“解体”した【写真:荒川祐史】

15日に二塁の阿部、18日には遊撃の京田を相次ぎトレード

 6年ぶりの最下位に終わった中日が、大改革に舵を切った。18日、遊撃の定位置を担ってきた京田陽太内野手のDeNA移籍が決定。15日には、二塁のレギュラー阿部寿樹内野手が楽天にトレードされ、衝撃が広がったばかりだった。わずか4日の間に、二遊間を一気に“放出”。低迷脱出へ待ったなしの状況で、“強権”を発揮している。

 この10年間でAクラスはわずか1度。勝つ喜びを失った名古屋に再び活気を取り戻すには、荒療治が必要ということか。主力選手だろうと、選手会長だろうと、タブーはなし。立浪監督監督が描く“強いチーム”実現のため、立て続けにトレードを成立させた。

 12球団ワーストの貧打が課題だったチームにとって、阿部は貴重な長距離砲のひとりだった。今季当初は外野での起用が考えられていたが、故障者が出たことで“元サヤ”の二塁に。133試合に出場し、内野陣を支えた。その一方で、右の大砲候補として期待される若手が出てきているのも事実で、世代交代の煽りを受ける形で右打者不足の楽天へ。岩手出身の阿部にとっては、地元東北に戻る格好となった。

選手会長の京田は打撃で苦悩…球団が示した新たな選択肢

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY