プロ目指す小中学生が「効果的に技術を伸ばせる」 横浜市に野球スクール開講する狙い

講師の滝原氏は千葉経大付で巨人・丸の1年先輩 5番打者で甲子園出場

 スクールのメイン講師を務める滝原さんは、4スタンス理論のトレーナーライセンス制度で、マスター級の資格を持つ。千葉経大付高3年の時、5番打者として1学年年下の巨人・丸らとともに夏の甲子園に出場した。その後、国士館大やゴールドジムベースボールクラブなどで野球を続けた。

 現在は個人やチームから依頼を受けて技術や知識を伝え、教えた選手は小、中学生を中心に社会人やプロまで2000人を超えるという。指導の核となる「4スタンス理論」は、人間には血液型のように体の使い方も生まれ持ったタイプがあり、そのタイプに合わせた指導で本来の力を最大限に生かす考え方だ。

 選手の動きを見て、4つのタイプのうち、どれに当てはまるのかを見極める。この判断を誤ると能力を生かしきれずに野球人生を終えてしまう可能性があり、最も高いグレードのマスター級トレーナーにしかできない判別方法もあるという。滝原さんは言う。

「自分の成功体験や感覚をもとに、子どもたちを教える指導者は少なくありません。社会人野球やプロを見ていると、生まれ持った体の使い方を生かした練習や技術習得をしている選手ほど、高いレベルでプレーしていると感じています」

生まれ持った体の使い方を生かした指導 バレルスイング合わないタイプも

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