「本当に対戦が嫌やなと…」 オリックス移籍の森友哉が語る絶対エース・山本の凄み

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

地元・大阪への思い「1年間通して期待に応えたいと思う」

 打者としても山本の凄みは十分に理解している。今シーズンは12打数2安打、0本塁打、打率.167と苦しめられた。「本当に対戦が嫌やなと思っていたので。極力、打席に立ちたくないなと思っていた(笑)」と、本音も飛び出した。

 大阪・堺市出身で小学6年生の時にはオリックスJr.として12球団ジュニアトーナメントで優勝。大阪桐蔭高では阪神・藤浪とのバッテリーで甲子園春夏連覇も経験した。思い入れのある“地元”を拠点とする新天地でのプレーを思い描き「あったかいなと思います。堺市も盛り上げたい。1年間通して期待に応えたいと思う」と、決意を口にした。

 オリックスは今季、リーグ2連覇、日本一に輝いたが、チーム本塁打はリーグワーストの89本。さらに、主砲の吉田正尚外野手がポスティングシステムでのメジャー移籍が濃厚となっているだけに、通算打率.289、102本塁打449打点を誇る森への期待は大きい。

 2019年には捕手として史上4人目の首位打者、MVPにも輝きベストナインを3度受賞しているが「まだまだレベルアップできるんじゃないかと思う」。リーグ3連覇を狙う中嶋オリックスに心強い味方が加わった。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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