戦力外なのに「おめでとう」 心の病で自ら責めた日々…ムネリンがくれた“救い”
栃木ゴールデンブレーブスでプレーする川崎宗則【写真:荒川祐史】中日戦力外の滝野要に川崎宗則が送った言葉
言ってしまえば「クビ」。球団から戦力外を通告された選手は、自らをそう表現することが多い。プロ野球人生の岐路は負の象徴として捉えられるが、どうやらムネリンには全く違う“門出”に見えている。「NPB卒業おめでとう!」。その一言に、心が救われた選手がいる。
川崎宗則内野手との出会いは、プロ3年目の2021年夏。中日の外野手だった滝野要氏は、自律神経系の病気で体調を崩していた。自らの弱さを責め続けていた中で、知人を通じて得た元メジャーリーガーとの接点。誰もが認める元気印から鼓舞されるのかと思っていたが、思わぬ言葉が返ってきた。
「やめていいよ。NPBでやらなくても、楽しく野球しようよ」
悪だと思ってきた“逃げ”を、事もなげに勧められた。苦しみを理解してくれる大先輩のひと言は、驚くほど響いた。
川崎も体調不良で野球から距離を置いた時期があった
自主トレで寝食を共に「否定されないのがありがたかった」
(小西亮 / Ryo Konishi)
Restart_滝野要編
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