子どもの背はどうすれば伸びる? プロ野球選手の母が推奨する“量より質”の食事

多賀少年野球クラブは「食べたい時に食べる」 渡邊氏も小刻みな食事推奨

 渡邊さんも自身の子育て中、同じような悩みを抱えていた。楽天でプレーする長男・佳明さんは現在、身長180センチだが、中学卒業時は165センチと小柄で顔は丸かったという。渡邊さんは1日3食にこだわらず、お腹が空いた時はいつでも食べられるように、おにぎりなどを準備。佳明さんは高校で身長が一気に伸びた。

 多賀少年野球クラブの辻監督も、好きな時に好きな物を食べるよう選手に伝えている。選手たちは、おにぎりやパンを入れたクーラーボックスをグラウンドに持参し、練習の合間にお腹を満たす。辻監督は「小学生に食事や栄養の大切さを理解させるのは難しいと思います。食べたい時に、おいしく食べるのが一番」と選手が自由に食事できるようにしている。6年生になる頃には、選手の体は大きくなってくるという。

 辻監督の考え方に、渡邊さんは大きくうなずいた。小学生は特に、一度にたくさんの量を食べられない選手が少なくないため、回数を分けて小刻みに食べる方法を推奨している。専門分野は違っても、2人とも食事面のサポートは指導者や保護者の役割と考えている。

(First-Pitch編集部)

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