「バランス」は野球上達のカギ 中学日本一チームも実践…感覚を磨くトレーニング

トレーニングコーチ・塩多雅矢さん【写真:伊藤賢汰】
トレーニングコーチ・塩多雅矢さん【写真:伊藤賢汰】

今夏に全国制覇した上一色中で指導 塩多雅矢氏が重視する「バランス」

 少年野球でも指導者が大切さを説く「バランス」。今夏の全国大会で優勝した東京・上一色中の野球部などでトレーニングコーチを務める塩多雅矢さんも、バランス感覚を鍛えるメニューを取り入れている。紹介する2つのトレーニングは小学生からできるシンプルな内容だが、あらゆる場面で生きてくる。

 塩多さんが今回、バランス感覚を鍛えるために勧めるメニューは2つある。1つ目は、バランスを取りにくい状況をつくってからの片足跳び。頭を右回り、左回りでそれぞれ2回転させてから、その場で片足跳びをする。

 動きは単純だが、意外とフラフラして難しい。できるだけ前後左右に移動せず、同じ場所でジャンプするように体を操作する。慣れてきたら、頭を回した後に目を閉じて片足跳びすると難易度が上がる。20回のジャンプを2~3セットが目安となる。

 もう1つは、同じように頭を回してからの継ぎ足。右足を一歩前に出したら左足のかかとを右足のつま先に合わせる。足を交互に出して、綱渡りをするように足を運ぶ。歩く時は目を閉じ、10歩ほど進む。

逆シングルからの送球、ランニングスローにも生きるバランス感覚

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